電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ・コミック工学研究会では,下記の通り,2021年11月20日(土)にコミック工学シンポジウム2021の開催を予定しております。コミック工学シンポジウムでは,漫画家の皆さんをゲストに迎えたトークイベントと,コミック工学に関わるライトニングトークを実施します.また,翌日の11月21日(日)には,第6回コミック工学研究会を開催します.研究会では,画像処理,データベース,人工知能,インタフェース,認知科学など,コミックを中心とした様々なモダンカルチャーコンテンツの工学的な利用に関する学術的な研究発表を実施します.
★ 開催に関する情報
コミック工学シンポジウム2021
■ 日時:2021年11月20日(土)
■ 会場:オンライン開催
※ 翌21日(日)は一般の研究会を行います.
参加申込URL:
https://forms.gle/RHPqPSV2mN6nq8Jy6
— プログラム 11/20(Sat)—
13:00-13:10
趣旨説明
13:10-14:10
第1部「教えて,先生」
コミックを対象とした研究では,しばしばコミックコーパスから制作者の意図や傾向を見つけることを目的とするものがあります.しかし,これは「車輪の再発明」になっていないでしょうか.例えば,漫符(効果音表現)のフォント選択や回想や場面転換などの表現技法などからの意図推測は,コーパスを作成してそこから意図を読み取るのではなく,どのような意図に基づいてデザインしているのかを聞くことで,一定の答えをその制作者である漫画家に尋ね,その知見を元にして処理するほうが効率が良かったり,観点ズレが防げたりするかもしれません.また,ある漫画家の表現技法を他の漫画家が見たときに意図を汲み取れるか,ということも興味深いトピックです.そのような観点から,制作者だからわかることや,ある作品の表現上の工夫について最前線で活躍されている漫画家を交え,議論していきます.
登壇者(予定):
・太田垣康男 先生
・ひうらさとる 先生
・冬乃郁也 先生
・妹尾朝子 先生
モデレーター
・山西良典 先生(コミック工学研究会副主査)
・小沢高広 先生
14:30-15:30
第2部「10年後の漫画制作環境を夢想するーー私の考える最強の漫画制作ツール」
第2部では,制作者の視点からコミック工学研究で実現してほしい技術について語っていただきます.ただ,単純に「コミック工学で実現してほしいこと」という問いでは,回答を得ることがむずかしいと思われますので,ComicStudioやPhotoshopなどを使ってデジタルで作画を行う漫画家も一般的になってきていることを踏まえ,「10年後にそういったマンガ制作環境でどこまでできるようになるか」という視点を持ってもらい,「こんなことが10年後には出来てるといいな」を語っていただきます.
15:50-17:20
第3部「Work in Future」
第3部では研究の種やアイデアを共有するためのライトニングトークを行います.漫画やアニメを見ていてこんなことを思いついたんだけど出来ないかな?手法の検討もついていないしデータがあるかもわからないけれど,こんなアイデア一緒にやりたい人いないかな?といった発表を,漫画家や企業人,研究者など,立場を問わず募集しています(登壇者募集は下記を御覧ください).
(第3部 募集要項)
■ ライトニングトークは,テーマに沿った内容であれば,アイデア・希望・主張など自由に語っていただけるショートプレゼンです.
■ コミック工学に関わる提言や未来予測,構想など,本研究会に関わる内容のトークであればどなたでも申し込み可能です.
■ ライトニングトークの持ち時間は7分(接続を含む)です.
■ 発表スライドの事前提出はありません.申込時にタイトルと概要200字程度をご提出いただきます.
■ 質疑やコメントなどは,すべてのトーク終了後にまとめて行います.
■ ライトニングトーク登壇申込〆切:2021年11月10日(水)
■ 採否通知は2021年11月12日(金)を予定
■ ライトニングトークの登壇費は無料です.
ライトニングトーク登壇希望の方は,下記フォームに必要事項を記入の上お申し込み下さい.
※ シンポジウムへの参加登録は本案内冒頭のURLから別途行ってください.
コミック工学シンポジウム2021ライトニングトーク登壇申込フォーム
https://forms.gle/UfJzdQSMg1k3K69t9